【ナイトワーク初心者向け】キャバクラの基本システムと各種バック

キャバクラの基本システム

キャバクラってお酒を飲むお店ですよね。
でも、居酒屋さんやレストランなどとは、ちょっと違う料金システムになっているんです。

キャバ嬢に興味があるなら、お店のシステムもあらかじめ知っておいた方がいいかもしれません。

そこで、今回はキャバクラの基本的なシステムを説明していきます。

お客様の身になって考えてみると、どうしたら稼げるのかも見えてきますよ。

セット料金について

どのお店にも必ず用意されているのが、セット料金と呼ばれるものです。

キャバクラは時間制になっており、お客様はまず、60分や90分という単位で楽しむシステムになっています。

この60分や90分にかかる料金がセット料金です。

一般的なキャバクラだと、60分で5,000~6,000円くらいが相場です。
高級なお店になると、8,000~10,000円くらいになりますね。

この金額は、入店時間によって上下することがあります。
普通は遅い時間の入店になればなるほどセット料金がアップ。

1,000~3,000円くらい差があるお店もありますよ。

VIPルームが完備されているお店だと、セット料金がさらに高くなります。
20,000~30,000円くらいですね。

このセット料金には、飲み放題が含まれているお店が多いです。

指名について

キャバクラに来たお客様は、そのお店にいる好きな女の子とお酒を飲むことができます。

好きなキャバ嬢を選ぶことを「指名」と言いますが、このときお店に支払うのが指名料です。

指名には、大きく分けて本指名(場外指名)と場内指名があります。

本指名は、お店の受付で女の子を指名するシステムのこと。
お客様が前もって一緒に飲みたい女の子を決めている場合に使われます。

場内指名は、お客様がお店の中で一緒におしゃべりしたい女の子を見つけて指名することです。

この指名料は、1,000~2,000円が一般的。

本指名も場外指名も同じ料金に設定しているお店が多いですが、本指名の方が高いところもたまにあります。

もちろん指名はしなくてもOK。
もし指名をしたら、セット料金に指名料がプラスされることになります。

お気に入りの女の子を指名して、でも飲み物は飲み放題のお酒だけで楽しんだ場合は、1時間6,000~10,000円くらいになるでしょう。

税金とサービス料について

画像引用:https://nomad-journal.jp/archives/4900

税金というのは、消費税のことですね。
サービス料は、各店舗ごとに設定されているもののこと。

接客サービスなどに対しての料金と考えるとわかりやすいかもしれません。

サービス料は消費税と同じようにパーセンテージで設定されています。

セット料金や指名料、飲食代を全部合わせた金額に掛け合わされる点も消費税と同じですね。

多くのお店が、消費税とサービス料を合わせて10~20%程度に設定しています。

例えば税・サービス料を20%に設定しているお店があったとしましょう。

セット料金や指名料の合計が10,000円だったとしたら、最終的な支払い金額は12,000円となります。

お店によっては、サービス料と消費税を別に設定しているところもありますよ。

延長料金について

最初に設定されたセット料金の時間では足りないと感じて延長する時にかかる料金、それが延長料金です。

相場ですけど、これはセット料金とほぼ同額か、それよりも少し高く設定しているお店が多いですね。

つまり、セット料金が60分6,000円のお店があったとしたら、この店舗の延長料金は30分3,000~4,000円くらいになります。

60分単位など、セット料金と同じ時間でしか延長できないお店もありますよ。

セット料金が60分6,000円のお店で、指名料が2,000円、30分の延長で4,000円支払うとなると、合わせて12,000円になりますね。

これにドリンクやシャンパン、おつまみなどを頼むと、20,000~30,000円ほどが合計金額となるでしょう。

これに税金やサービス料が加算されるので、最終的に25,000~35,000円ほどが、お客様が支払う金額となります。

キャバ嬢にとって重要な”バック”とは

たくさん稼ぎたくてキャバ嬢になりたいと思っている女の子が知っておきたい『バック』について説明していきます。

お客様が支払ってくれる金額の中で、キャバクラ嬢の取り分となるバックについて勉強しておきましょう。

本指名バック

指名は、お客様が一緒に飲みたい女の子を選べるシステムのことでしたよね。

特に本指名を受けた時に、お客様に選ばれたキャバ嬢が受け取れるのが本指名バックです。

本指名バックは、1,000円前後が平均的な金額ですね。

安いお店の場合には500円ほど、高いお店であれば2,000円ほど受け取れるケースもありますよ。

場内指名バック

場内指名を受けた時に受け取れるのが、場内指名バックです。

場内指名バックに関しては、本指名バックと同じ金額に設定しているお店もありますが、ほとんどが少なめに設定しています。

相場は500円くらいで、高級店などだと1,000円のバックが受け取れるキャバクラもあります。

そもそも、この場内指名バックがないお店も存在しています。
その場合には、いくら場内指名を受けてもお給料に上乗せされることはありません。

ドリンクバック

キャバクラでは、メニューの中にドリンク類が用意されています。
ソフトドリンクやカクテルなど、グラスで飲むタイプの飲み物ですね。

お客様がこのドリンクを注文した時に受け取れるのがドリンクバックです。

このドリンクは、お客様自身が飲むというよりも、キャバ嬢のために頼んでくれるケースが多いです。

ドリンクメニューは1,500~2,000円くらいのものが主流。
その10~20%くらいがドリンクバックの相場。

つまり、キャバ嬢は1杯につき200~500円くらいを受け取ることになります。

ボトルバック

ほとんどのお客様は、飲み放題とは別にボトルをオーダーしてくれます。

焼酎やシャンパン、ワイン、ウイスキーなど、少し高めのお酒をボトルごと注文するのが、キャバクラの一般的なシステムになっているんです。

このボトルの注文が入ると、そのお客様が本指名している女の子にボトルバックが入ります。

相場は、ボトル料金の10~30%くらいですね。

例えば、ボトルバックが10%のお店で20,000円のシャンパンの注文が入れば、2,000円のバックに。

ボトルバックが20%のお店で100万円のウイスキーの注文が入れば、20万円の報酬が受け取れる計算です。

フードバック

ドリンクバックやボトルバックのフード版がフードバックです。

お客様が食べたおつまみや料理の料金に応じて、キャバ嬢に入ってくるお金のことですね。

こちらも基本的には本指名を受けているキャバ嬢が受け取ることになります。

相場は5〜10%程度と、お酒と比べると低めの設定になっています。

フードバックが5%のお店で2,000円のカレーの注文が入れば、フードバックは100円ということになりますね。

同伴バック

キャバクラには、お客様とキャバ嬢がお店の外でデートできるシステムがあります。

これを同伴出勤と呼んでいます。
同伴をしたキャバ嬢は、同伴バックを受け取ることができるんです。

この同伴バックは結構大きくて、1回につき2,000~5,000円ほど受け取ることが可能です。

もちろんお店ごとにこの金額には差がありますが、バックの中ではとても高額に設定されていますね。

キャバクラの基本システムとバックのまとめ

【 キャバ嬢になるなら覚えておきたい基本 】

  • キャバクラの料金は、セット料金、指名料、サービス料などで決まる
  • 大衆店と高級店で異なる各料金やパーセンテージの設定
  • キャバクラ嬢には時給以外に受け取れるバックがある
  • 本指名バックやドリンクバック、同伴バックなどバックの種類は多数
  • お店によってバックの金額やパーセンテージは異なる